パワーストーンイメージ

自分だと思い毎日パワーストーンを浄化した私

私と結婚の約束までした彼が実はすでに奥さんがいたということを知った時、私はすぐに彼と別れるつもりでいました。
10歳以上も年上の彼は、私にとって頼りがいのある安心出来る存在でした。
彼は私のアパートに通うような形で付き合っていたのです。
彼と知り合ったのはある有名な花火大会の夜でした。
待ち合わせしていた喫茶店に友人が急に来られなくなり、私が店を出ようとしたところに彼とぶつかって私の浴衣が汚れてしまったのです。
私と彼はメール交換をして付き合うようになったのです。
私の心は平和そのものでした。
でも彼が妻と子供と一緒に楽しそうに歩いている姿を偶然に私は見てしまい、私の心の平静はガラガラと音を立てて崩れていったのです。
何日かして彼は何食わぬ顔をして私のアパートへやって来ました。
私は彼とテーブルで向かい合い、なるべく冷静に彼とその家族が一緒にいるところを見てしまったことを彼に伝えたのです。
彼は驚いた顔もせずに目をテーブルの上に落したまま、実は言おうとしていたのに言いそびれてしまった、すまないと私に謝ったのです。
彼が言うには今の奥さんとは別れるつもりであり、だから私とこんなふうに付き合っているのだということでした。
ふん、そんなこと言って今の奥さんや子供と別れないで私との関係を続けていくつもりでしょう、あなたは狡くて汚い人よと私は叫びました。
すると彼はポロポロと涙を流して私に土下座をするのです。
本当に君を傷つけて済まなかった、僕は大馬鹿者だよ、許してくれと声を振り絞るように土下座しながら私に謝罪するのです。
私はだんだん彼が可哀そうになってきて最後には彼を許し、いつも通りの彼と私の間柄になってしまうのです。
しかし何年経っても彼は家族と離れる気などありませんでした。
私と別れてよ、お願いだからと私は泣きながら彼に食って掛かることが度重なり、私はお酒に溺れていきました。
そんな私を見かねた姉が度々やって来て、この前私にくれたパワーストーンを見るとこれは大変と声を上げました。
美しい半透明のはパワーストーンが濁った色になっていたからです。
姉がすぐにパワーストーンの浄化というのを始めると、不思議なことに石の色が元の美しい半透明の色に変わっていくのです。
そして姉は私に、この石を自分の体だと思って毎日清めるようにと言ったのです。
そんなことして何になるのと私が言うと姉は、お願いだからこれだけは私の言うことを聞いて欲しいと言います。
姉の哀しそうな顔を見て、私は姉の言うとおりにすることにしたのです。
それから半年、彼との関係は相変わらず続いていましたが、私の心に少しだけ違うものが芽生えてきたのです。
それは熟した果実が木からポロリと落ちるのに似ていました。
もうやめた、ある日突然私は彼との関係を清算することにしたのです。
私が別れを切り出すとなぜか彼もあっさりと承諾してくれました。
少し前までは別れたいけれど別れられなかったのに、本当に呆気ない決別でした。
やがて私はアパートも引き払い、少しの間だけ姉と生活することにしたのです。
姉がくれた美しい石は私がアパートを出る時に割れてしまいました。
それを姉に見せると姉は目をつぶって手を合わせました。
そして、あなたの代わりに散々悪いエネルギーを吸ってくれたのよ、感謝するのねと私に言ったのです。

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